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"未来を自由に!”おひとりさまのための終活とセカンドライフ準備ガイド

自分の未来に向けて準備を始めませんか?「おひとりさま」の皆さんに向けて、終活とセカンドライフの準備が重要な理由と具体的なステップをお届けします。

1.おひとりさまのための終活

 終活は、将来のための準備として知られていますが、特におひとりさまの方々にとっては自己決定の重要性が増します。この記事では、終活の意義や具体的な準備の始め方について解説します。さあ、自分の未来を見据えて、第一歩を踏み出しましょう。

1-1 終活とは?なぜおひとりさまにとって重要なのか

 終活とは、人生の最後の段階に備えて生前に準備をする活動です。特におひとりさまにとっては「誰かが何とかしてくれる」はありません。自分自身で決定を下すことが重要です。終活は、以下のような理由から特におひとりさまにとって重要です。
①自己決定の重要性: 家族や親族がいないおひとりさまの場合、自分自身で医療や介護の選択をする必要があります。専門家と終活を考えることを通じて、自分の意思を明確にし、それを周囲に伝えておかなければなりません。
②遺産の処理: 遺産や財産の整理がおひとりさまにとっては特に重要です。遺言書を作成することで、財産の処分や遺産相続に関するトラブルを未然に防ぐことができます。「死んだ後のことだから…」は、無責任すぎます。
③後の安心感: 終活を行うことで、将来の不安を軽減することができます。自分の意思が明確であれば、介護や治療に関する選択を他人に委ねる必要がなくなります。委ねられる人の気持ちも慮っておきましょう。辛い選択をさせることは罪です。

1-2 終活の基本ステップ「エンディングノートの作成から始めよう」

 エンディングノートは、終活の基本的なステップの一つです。これは、自分の最期に関する希望や意思を記録した文書です。以下はエンディングノートを作成する際の基本的なステップです。

①希望や意思の整理: 自分自身の望む最期の形や治療方針、葬儀や法事に関する希望を整理します。これには、宗教的な信条や文化的な要素も含まれます。延命措置については具体的に記しておくことをお勧めします。生命維持装置のスイッチを切る切らないの意思を自分で明示しておいてください。
②家族や親族への伝達: エンディングノートは、自分の家族や親族に対しても重要な情報を伝える手段となります。特におひとりさまの場合、自身の意思を明確に伝えることができるため、家族間のトラブルを未然に防ぐことができます。「認知症」となり、自分が自分でなくなった時あなたの思いを残す備忘録ともなります。
③遺言との併用: エンディングノートは法的な効力はありません。専門家から適切な法的アドバイスを受けながら、遺言書はきちんとした形で作成しておきましょう。法的な効力がないからこそ、エンディングノートは消したり加えたり自由です。消すことのできる筆記用具で書いておくことをお勧めします。
 エンディングノートを作成することで、自分の最期に関する希望を明確にし、それを実現するための準備を整えることができます。これは、終活の第一歩とも言える重要なステップです。

2.セカンドライフを楽しむための準備

 終活が重要な準備であるのと同様に、セカンドライフの準備も重要です。セカンドライフとは、第二の人生を自分らしく楽しむための準備です。住まいや生活環境を見直し、将来に向けて賢い選択をすることは、豊かで充実したセカンドライフを送るための重要なステップです。では、具体的にどのような準備が必要なのでしょうか。人生において新たな段階に差し掛かると、自分の生活スタイルを見直す必要が生じます。セカンドライフとは、第二の人生を自分らしく楽しむための準備です。これには、新しい住まいや生活環境の選択が含まれ、将来を見据えた賢い選択が求められます。

2-1 セカンドライフとは?自分らしい生活のための準備とは

 セカンドライフとは、定年後や人生のある段階から新たな生活スタイルや目標を設定し、それを実現するための準備を整えることです。この段階では、自分の趣味や関心事を追求し、自分らしい生活を築くための基盤を整えることが重要です。しっかり整えておくことで前向きになり終活がアンチエイジング効果につながります。セカンドライフの準備には、以下のような具体的なステップが含まれます。
①ライフプランの見直し: 今後の人生の目標や希望を明確にし、それに向けての計画を立てます。これには、趣味や旅行、学びなどが含まれます。多様性の時代、セカンドライフをより良いものにするために、新たなパートナー探しも良いかもしれません。
②健康管理とライフスタイル: よりよいセカンドライフのためには、健康維持や生活環境の見直しも重要です。元気がなければセカンドライフを楽しめませんから。自分の体調や日常生活に合ったライフスタイルを築くことが重要です。
③社会参加と活動の選択: 余暇の過ごし方や社会貢献活動など、自分の興味や能力に合わせた活動を見つけ、それを楽しむことがセカンドライフの豊かさにつながります。おひとりさまが陥りがちな「友達と楽しむ」は時として、苦しみに変わることがあります。ふっとした時に、本当に楽しめているかの自己検証をすることも重要かもしれません。
 セカンドライフの準備は、自分自身の生活を充実させるための第一歩です。これからの人生をより良いものにするために、今から準備を始めることが大切です。

2-2 住まいと生活環境:将来を見据えた賢い選択とは

 将来を見据えた賢い住まいと生活環境の選択には、いくつか重要なポイントがあります。セカンドライフを充実させるためには、以下のような考え方や選択肢を検討することが推奨されます。
①地域と環境の選定: 自分のライフスタイルや興味に合った地域を選びます。公共交通機関のアクセスや医療機関の近さなど、将来にわたって便利で快適な環境が重要です。
②住居の形態と設備: 一戸建て、マンション、シニア向け住宅など、自分の生活スタイルに合った住居形態を選びます。賃貸物件は歳を重ねると借りにくくなります。保証会社がOKでも家主がOK出さないケースも出ています。バリアフリー設計や安全対策が適切に整っているかどうかも考慮しますが、おひとりさまにとって早い時期に準備が必要な最重要課題かもしれません。
④コミュニティとの関わり: 社会性が乏しくなると認知症のリスクも上がります。勤めているときから意識しておく必要があるのです。同世代の人々と交流できるコミュニティや施設の有無の確認をしておくことで、趣味や興味が合う人々との交流ができ、充実したセカンドライフを送るための刺激となります。
 将来を見据えた賢い選択とは、自分のライフスタイルや健康、社会参加などを考慮し、最適な住まいと生活環境を選ぶことです。この選択が、セカンドライフを豊かにするための基盤となります。

3.具体的な行動計画とリソース

 おひとりさまの未来を自由にするためのリミットは59歳。もちろん、もっと早くにはじめることが望ましいです。でも遅くとも手元に「ねんきん定期便」が届いたら、具体的なライフプランニングをしましょう。

3-1. 終活やセカンドライフ準備に役立つ便利なツールとリソース

 終活やセカンドライフの準備を支援する便利なツールやリソースが多数存在します。これらを活用することで、より効率的に計画を進めることが可能です。例えば、以下のようなツールやリソースがあります。
①遺言書作成サービス: 専門家のアドバイスのもと簡単に正式な遺言書を作成することができます。ネットで簡単にできるサービスも存在していますが、間違った遺言は「無効」となります。せっかくの思いを無駄にしないためにもきちんとしたリーガルチェックが必要です。
②ライフプランニングアプリ: 自分のライフステージに合わせたライフプランを立てるためのアプリが役立ちます。目標設定や資産管理、健康管理などを総合的にサポートしてくれます。ただそれが本当に自分に合っているかどうかの判断は専門家への相談をしてください。アプリでは各々が抱える「それぞれの事情」を考慮することは難しいからです。
③セカンドライフの住まい探しサービス: シニア向けの住宅情報や、バリアフリー設計の物件を検索できるサービスがあります。予算や希望条件に合った住まいを効率的に見つけることができます。
④コミュニティ参加プラットフォーム: 趣味や興味に基づいたコミュニティ参加を支援するプラットフォームがあります。SNSを利用して、同世代の人々と交流し、充実した社会生活を送るための場を提供してくれます。市町村の社会福祉協議会などが運営するHPなどで市民活動団体などを知ることもできるサービスもあります。
 これらのツールやリソースを活用することで、終活やセカンドライフの準備をスムーズに進め、より安心で充実した未来を築くことができます。

3-2 より充実した未来を目指すために「晴れるや」

 自分の未来を充実させるためには、終活やセカンドライフの準備が必要なことは、繰り返しお伝えしてきました。読んだだけで「やった気」になってしまっているかもしれません。今、しなければならないことがわからなくても、まずは積極的な行動が求められます。まずは自分の好きなことに時間を割き、新たな趣味や興味を見つけることも良いでしょう。一見、終活には関係ないのでは?と思われますが、今を楽しまなければこれからだって楽しくありませんし「終活」頑張ろうって気持ちにもなれませんから。
とはいえ「私は何がやりたいのかわからない?」という質問もよく聞きます。そんな時は迷わず「晴れるや」に来てください。雑談の中からその「何」が見つかることもあります。そして取り組まなければならない「何か」もちゃんと見つけます。
 59歳「ねんきん定期便」がリミットと先に記載しました。59歳なんて今の時代まだまだ若いです。でもおひとりさまは自分でやっておかなくてはならないことがたくさんたくさんあります。何から始めたらいいかもわからず、思い立っていきなり遺言を書き出すことは間違いです。「終活」には順番があります。その順番を間違えると、無駄な労力と、時には無駄な出費につながりますよ。だからこそ、ハガキでは書いていない内容まできちんと記された59歳ねんきん定期便を携えて、無駄な行動や時間を費やしてしまう前に、最初は「晴れるや」に来て欲しいのです。セカンドライフのプランナーですから、老後資金のことからしっかりプランニングし、相続、介護のことなどなど、適切な専門家や専門業者、そして公的機関を適宜ご案内していきます。
 おひとりさまをおひとりにしない、これが「晴れるや」のおひとりさまへの提案です。